公募展

秋講座2回目、9月22日は遠方まで展覧会を観に行かれたお話しを伺い、毎回こちらが勉強になります。連休も多く、すっかり涼しくなって清々しい芸術の秋ですね。


今回も引き続きキース・ウェストの著書を扱いました。洗練された点描の挿図にうっとりします。短い文章の中にたくさんの情報が込められているので、繰り返し読んでみてください。



ところで、これまで公募展への出品をオススメしてきた訳ですが、じつは私自身のこととなると出品に対して複雑な気持ちがあるとお伝えしました。出品のメリットを挙げればきりがないのに、あまり人目に触れたくない、一人で静かに描ければそれでいいのにと思う事があります。

もしこのように方向性に迷った時には、大きな目標を確認すると落ち着けるかもしれません。
細かな課題は多々ありますが、それらに共通する目標は自分を成長させることです。公募展への出品は一歩先のステージを学習できる成長のチャンスなのだと自分を納得させると、迷いながら出品する場合よりも得られる結果が大きい気がします。
そのかわり、制作の負担になっては本末転倒なので、よく吟味して出品してください。

きっと皆さまも、楽しい気持ちだけで描いていられた時期を過ぎ、真剣になるにつれて悩みも増えてこられたのではないでしょうか。なんのために無理して描いているんだろう…と感じたら、時々自分と対話して目標を確認してみてください。



Botanical Art Classes

池田真理子の植物画講座

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