7月16日

5回目の春講座、最終回の内容です。

今回は植物の題材設定についてお話ししました。作品を作る前に、まずどのような情報を集めるか、どの程度の計画を立てておくかなどです。

徐々に作品が増えてくると、それらに共通するテーマが見えてくると思います。
興味のある植物のタイプがわかってきたら、同じ系統の植物に再度取り組んでみることをお勧めします。
なぜなら、植物の世界は広いので、やみくもに描いていては深い学びが得られにくいためです。(よほど時間に余裕があって、牧野冨太郎博士のように人生の大半を費やす覚悟がある場合は例外です!)通常は、ある程度範囲を限定して取り組むことで、より深い学びが得られます。

テーマを意識できるようになると目的が見えやすくなります。
目的がはっきりすれば、目的達成にむけたアプローチ方法を考えることができます。
そうして繰り返し制作するうちに、以前は見えなかった課題や新たな可能性などが見えてくるものです。

一例として個展の様子を動画でご紹介しました。テーマを意識した展示方法により、作品を通した自身の長所と短所を客観的に見ることができます。
一度立ち止まって、今後の道を考える良い機会になりました。


では、また秋講座でお待ちしております。

Botanical Art Classes

池田真理子の植物画講座

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