3月の講座
今期は、色と構図の関係についてお話ししてきました。
前回模式的にご説明した内容と照らし合わせて、実際の作品ではどのように構図の概念が活かされているのかご覧いただきました。
構図に配慮があるかないかで、作品の印象がガラッと変わります。
作者があれこれと工夫を凝らして制作された作品は、見る者にとってもわかりやすく、魅力的に感じられるものですね。
ではどういったポイントをおさえていけばいいのか…、たくさんの暗黙のルールが互いに絡み合っているので、ひとつづつ紐解いて理解していくことが大切です。
まるで数学の問題のようですね。
今期の講座では、色に限定してご紹介したのにも関わらず、その中でさえまだほんの一部しかお話しできなかった感があります。
私たちは日ごろ無意識に制作しているようでいて、ああでもないこうでもないと意外といろんな要素を天秤にかけています。そうやって小さな決断を繰り返しながら作品を作っているんだなと、改めて感じました。
来季の講座では、描画技法や植物テーマの設定方法などを中心にお話ししようと考えています。
皆様のステキな作品を拝見できることも、また楽しみにしています。
気づけば、ウグイスがもうすっかり上手に鳴いていました。
あっという間に春ですね。
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