3月21日

冬講座の最終回は展示環境をテーマとしまして、ごく最近の海外展からその傾向を見ていきました。
さらに現代の作品例を挙げ、どんな作品が求められているのか探っていきました。最後には植物画の可能性について受講生の皆様とディスカッションを行い、私にとっても非常に有意義な時間となりました。

従来の植物画展とは異なる前衛的な事例ばかりをご紹介したので、きっと驚かれたのではないかと思います。
展示や植物画のスタイルがこれからどういう方向に向かっていくのか、正直なところ私も先が見えません。しかしながら、どんどん変わっていく姿には、動揺と一緒に大きな期待も感じます。
自分の軸を大切にしながらも、新しい価値観を受け入れられるような、良い面を積極的に吸収できるような、柔軟な視野を持ちたいなと思っているところです。


講座を楽しんでいただけたという嬉しいご感想もいただき、大変励みになっています。
去年は機械の操作に翻弄されたり、緊張感が抜けなかったりいつも反省ばかりでしたが、最近やっと、オンライン講座のメリットを活かせるようになってきたと感じてます。忍耐強くお付き合いくださる皆様のおかげです。
普段扱わないテーマに目を向けられるのも、ある意味で良い機会と思えるようになってきました。

5月からの講座もオンライン講座となります。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。


追記 : デッサンについてご質問いただきました。後日、陰影描写の練習になりそうな課題をアップします。


Botanical Art Classes

池田真理子の植物画講座

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