7月2日

三回目の講座では、植物の分類や構造、主要な部位の名称について学びました。

植物画でモチーフとして選ばれることが多い被子植物を中心にお話しました。
身近にある実際の植物を観察しながら、単子葉植物と双子葉植物の違いを確認する中で、
サトイモとヤマブドウの茎の断面にはっきりと維管束の並び方の違いが見られたことなど、私もおもしろく感じました。
植物画にはこのような茎の断面図や子房の断面図、花弁を展開した図などが拡大して描写されることがあります。


スギナやシダなど、どこにでも生えているような雑草も、実は植物の進化の歴史の中ではかなり古いタイプで胞子植物に分類されます。
これから草取りが忙しい時期になりますが、その際にはぜひ植物の種類や進化にも意識を向けてみてください。
秋にも植物を扱った内容に取り組めたらと考えています。

次回は基礎的な彩色技法についてご説明いたします。

Botanical Art Classes

池田真理子の植物画講座

0コメント

  • 1000 / 1000