クマバチ
梅雨のせいであまり外に出られず、雑草も伸びてきました。外ではアジサイやクチナシがしっとりと咲いています。
講座で使う植物を探していると、ヒメシャラの花に色んな種類の昆虫が集まり、その一角だけ大騒ぎになっているのを見つけました。
他の植物の周りはひっそりとしているので、どれだけ美味しい花なのか気になります。
3センチほどもあるクマバチは特に目立ち、ブンブンと大きな音を立てて花から花へ移動しています。蜜ではなくて花粉を食べるそうです。大きめですが特に害のない昆虫ですし、ずんぐりしていて可愛いです。
クマバチが去ったあと、すぐに同じ花にコアオハナムグリがやってきました。
私が覗きこんでもお構いなしに、やはり体中粉だらけにして夢中で花粉を食べています。よく見ると体の模様や毛が金色でキラキラしてきれいです。
蚊に刺されそうなので長くは見ていられませんでしたが、昆虫も描きごたえがありそうだなと思いました。
1700年代の博物画家、マリア・シビラ・メリアンも、植物より昆虫を主役にした作品を多く残しています。もちろん現代の植物画作品の中にもよく見かけます。植物を観察する上では、切っても切り離せない関係なのかもしれません。
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