6月18日
2回目の講座では、鉛筆デッサンにより球と柱の陰影を学びました。
描写を複雑にしてしまう要素、例えば、色、表面状態、散乱光を排除するため、白い箱に白球を吊るし入れ、一点から太陽光を当てた状態を穴から覗いて観察し、描写しました。
なめらかなグラデーションを描写するのは思いのほか難しいものです。単純な形ほど描写の狂いが目立つこともあって、普段より慎重さが必要になったことと思います。
自然界の植物を描く際には、色や形の複雑さや重なり合う立体など、難しい要素が絡み合います。作品制作の際には、本日学んだ基本的な陰影描写を振り返り、少しでも心の迷いを減らして楽しんでいただけると幸いです。
また、欧米の画家に比較すると、日本人は陰影描写に対する意識が弱いと言われています。
陰影をしっかり把握し、より深みのある作品作りを目指してください。
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