花盛り

自宅待機が続いていますが、爽やかな連休を迎えて気持ちがいいです。
散歩道の田んぼには変わらず水が入り、例年通り田植えが進んでいます。

自宅でも楽しみにしていたジャーマンアイリスの花が咲き始めました。
4年ほど前に植えた3株から株分けをして、今では20株以上になります。
たくさんあるジャーマンアイリスの品種の中から、昔からよくあるタイプの品種を選びました。新しい品種の中には栽培の難易度の高いものもあるようですが、この品種は比較的育てやすいそうです。
荒地が適しているとのことで、砂利がごろごろしている地面を隠すために適当に埋めていました。水も肥料も与えてないのに元気に立派な花をつけてくれるので、手のかからない良い品種です。開花したばかりの花は、むせかえるような、もわっとした甘い香水のような香りがします。

以前、素晴らしいジャーマンアイリスを描かれた植物画家がいらっしゃり、キレイだなという憧れもあってこの品種を選びました。ただ、いざ豪華な花を目前にするととても描ける気がしません。
技法や道具によっても向き不向きがありそうです。自分が描けるタイプの植物はある程度限られているなと感じます。


展覧会の延期や、ジクレー制作会社の休業など、制作にも直接的な影響が出ています。
さすがにオンラインで解決できない事も多いなと、先行きが不安です。
ただ、例年と変わらない草木の成長を見ていると、ウイルスの蔓延した現状が、ふと別世界の事柄のように感じられることがあります。
津波や山火事とは違い、見える世界は何も変わっていないのがまだ救いです。

Botanical Art Classes

池田真理子の植物画講座

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