稲刈り
先日、近所にあるサシバの里自然学校が主催している、稲刈り講座に参加してきました。
人生初の稲刈り体験でした。
想像以上に鎌がよく切れて爽快だったのですが、手作業でお米を得るのは本当に大変な事なのだと実感しました。
もち米の稲を一株ずつ刈り取り、束ねて竹竿に干し、その後何週間か乾燥させるそうです。ミレーの「落穂拾い」という絵を思い出し、初めてリアル落穂拾いを経験する事ができたのもちょっとした感動でした。
すでに乾燥が終わった稲の脱穀作業もさせていただきました。昔ながらのセンバコキと、足で回す回転式の脱穀機を使い、シンプルな古道具ながらその威力に驚かされました。イネの束からどんどん粒が弾き飛ばされます。
さらに、昔ながらのモミ殻の除去も時間のかかる作業だと知りました。
農作業の合間に、講座の参加者の皆さんと昼食をいただきました。釜で炊いていただいた新米「ゆうだい21」は、もち米に似たモチモチ感と甘さがあり、私好みでとても美味しかったです。宇都宮大学が開発した新しい品種のお米だそうです。
肉体労働で疲れたはずなのに、山あいの自然に囲まれながら汗を流すことで、むしろ日頃の精神的な疲れが癒された感じがしました。今後は、お米を食べる度に一連の作業が思い出されそうです。
まだ田植えや草取りを経験したことがないので、いつか挑戦できる日を楽しみにしています。
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