第5回

5回目の講座からいよいよ自由制作に入りました。今回は、照明の位置・道具の状態・植物の状態など、制作前に気をつける注意点を再確認しました。どれもささいな事ですが、見落とすと描きずらくなりますので、時々資料をご確認いただければ幸いです。


具体的な植物の保存法をご紹介すると、細密描写などで時間がかかる場合は冷凍も効果的です。右は屋外に放置していたタコノキの実、中央は冷蔵庫で、左は冷凍庫で保存していたものです。3つとも一年以上前に採取しました。冷凍に向かない薄い部位などは、押し葉標本や、アルコールなどの溶液に浸けた液浸標本として保存することもできます。

なによりも、面倒な保存をせずに済むのが一番ですから、できるだけ植物が元気なうちに仕上げてしまいましょう。


夏に描かれた作品を基に、皆様それぞれのお話を伺うことができて楽しかったです。ご自宅の敷地内にトリカブトが自生しているという驚きのエピソードなども伺い、今後の植物画の展開にとても期待しています。



Botanical Art Classes

池田真理子の植物画講座

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