3月20日
今回の講座では、現在アメリカで行われている3年に一度の展覧会から、4回目のテーマである「Abundant future」をご紹介しました。出品者の中から、とくにMonikaさんとEunikeさんの作品群を取り上げました。
まさに現代活躍されている植物画家の、卓越した技法や独自のセンスを堪能していただけたのではないかと思います。
彼女達の自由な表現力を目の当たりにし、日ごろ私たちが、いかに暗黙のルールに縛られて作品を作っているのかを思い知らされたような気がしました。
自分の作品スタイルというのは、無意識のうちについ固定してしまいがちですね。当然ある程度は自分らしさが出ているのでしょうが、それは本当に私が求めている自分らしさなのだろうか…なんて、ふと疑問に思ってしまいました。ステキな作品に触発されたのを機に、たまには根本から振り返ってみるのもいいかなと感じました。
受講生の皆様と鑑賞のひと時を共有できて、私もとても勉強になりました、ありがとうございました。
これから若葉の頃を迎え、モチーフ選びに目移りしてしまいますね。
どうぞ皆様、楽しい季節をお過ごしください。
Abundant Future カタログ表紙
American Society of Botanical Artist 発行 2020年
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