12月の講座
今回は現代植物画の可能性と題して、花譜や展覧会を通して、植物画に求められるものを探っていきました。
小磯良平の「薬用植物画譜」や、展覧会のギャラリートーク動画をご覧いただき、構図の妙やテーマ設定の重要性をまなびました。
ディスカッションでは、皆様のご意見やご感想を伺うことができ、私にとっても有意義な時間となりました。
特に小磯良平の画集は、皆さんにも面白く感じていただけたようで良かったです。
いわゆる植物画とは少し趣きが違いますが、独特の世界観に引き込まれる小気味良さがあります。
大胆な構図だけでなく、塗り残しをも魅力的に見せてしまう、さすが油彩画の大家ですね。
少しでもその能力にあやかりたいです。
小磯良平画 刈米達夫解説「薬用植物画譜」(1973年発行)より「サルトリイバラ」
来年は2月から冬講座が始まります。
初回は植物画の彩色技法をテーマにお話ししたいと思います。できれば手元の実演をライブで見られるように設定してみたいと思っています。
皆様のご受講をお待ちしております。
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