7月16日
4回目の講座は、二種類の課題に分けて行いました。
初心者向けの彩色の基礎と、経験者向けの透視法です。受講生の皆様にどちらか一方を選んでいただき、それぞれ課題に取り組みました。
彩色基礎は、色相環や補色の概念から学び、三原色を用いた混色によっていくつかの植物の色を再現していただきました。
ギボウシやアジサイの花の色に比べると、赤と緑が重なったカシワバアジサイの花はより難易度が高かったようです。
今回は混色と同時に、水でぼかす塗り方をご説明しました。次回はドライブラシによる細密描写についてご説明いたします。
透視法は、動画をご覧いただきながら複雑なモチーフを正確に描写するための下図制作工程について学びました。この方法を利用して実際に松ぼっくりをデッサンしていただきましたが、なかなか難しい課題だったようです。コツを掴むまでに少し時間が必要かもしれませんが、一度理解してしまえば複雑な立体を描く際に非常に役立つはずです。
タコノキやパイナップルもこの方法を利用して描くことができます。
次回の講座は9月になります。
11月の展覧会を目標に、ぜひ夏の間に作品制作を楽しんでください。
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