森の音楽会
サシバの里自然学校で開催された、お餅つきと森の音楽会に参加させていただきました。
前回収穫したもち米を臼と杵でついて美味しくいただきました。親子連れを含めた20〜30人が参加し、交代でお餅をつき、皆で協力して調理をします。労働の達成感も手伝ってか、栄養の詰まったありがたい味がしました。
お腹がいっぱいになったところで、里山の木々や鳥の奏でる自然の音とともに静かで優しい歌とギターを聞くことができ、いつもの現実から突然違った世界に入り込んだようでした。
スナフキンのような弾き語りの「あかし」さんという方が、参加者のみんなをゆっくり穏やかな世界に引き込んでくれました。針葉樹林では木の幹に頭をつけて寝転び、森や大地の気持ちになって歌を聴くというスピリチュアルな体験をしました。
これまでそれなりに自然豊かな環境を楽しんできたつもりですが、全く異なる視点から見ることで、知らなかった世界がたくさん見えてきます。林に寝そべって見上げた木々は万華鏡のようで、これまでもずっとそこにあったのに、全く気づかなかった美しさでした。
「あかし」さんのシンプルな語り口のなかにも、普段気づかずに過ごしている大切なことがたくさん込められているようでした。
翌日の月曜日からは、筋肉痛とともにさっそく慌ただしい俗世間に引き戻され、自然のなかの音楽や光景がまるで一瞬の夢だったかのように感じます。初めての体験だったので充分に入り込めないところもありましたが、疲れた大人達には絶大な癒し効果があったのではないでしょうか。
自然から分けてもらった力を、雑多な日々の生活の糧にしたいと思います。
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