5回目

夏休みが終わり、今年度後半の講座が始まりました。

今回は、立体描写と表面描写の両立を意識して彩色するという課題を行いました。
これまでも、ピンポン玉や卵といったシンプルな球体の陰影を練習してきましたが、今回はさらに、表面の模様や色の変化に惑わされずに陰影を捉えるという、一段階難しい内容に挑戦しました。

珍しい植物かなと思ってポーポーの実をモチーフに用意しましたが、受講生の皆様方がよく知ってらっしゃることに驚きました。意外にも身近なところで市場に出回っているんですね。

もとはアメリカ原産で、ネイティブアメリカンが好んで食べていた伝統的な果実だそうです。果肉が柔らかくてすぐに傷んでしまうため、流通させるのが難しいと聞いていました。
バナナのような強い甘みと、ねっとりしたクリームのような食感が特徴です。
栄養価も高いそうなので、モチーフとして描き終えたあとはぜひ味わってみてください。

Botanical Art Classes

池田真理子の植物画講座

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