朝焼け

まだ日が登り始めたばかりの早朝、あたりの植物に霜が降りて幻想的な景色が広がっています。


もうすぐ冬至を迎えます。こちらではマイナス6℃まで下がり厳しい寒さですが、この静けさと澄んだ空気感を経験すると、夜が一番長いというのも意外に悪くない気がしてきました。

それなりに年齢を重ねてきたためか、以前よりも移り変わる四季に対してしみじみと有り難みを感じます。


足元の植物には美しい氷の結晶がびっしりと着いています。日が登り始めてからほんの一瞬だけ見られる光景です。
こんなに霜が降りても、1時間も経たないうちに氷は溶けて、道端の植物はすぐ青々と元気になります。一見凍っているようにも見えるのに、植物は中身まで凍らないような工夫をしているのでしょうか。


ふわふわに弾けたガマの穂にも霜が降りていました。かき氷のようです。ガマの穂もこのような状態になると、ススキなのかセイタカアワダチソウなのか遠目からではよくわかりませんね。以前、このふわふわを頬に当てたりして触って楽しんでいたら、中から芋虫が出てきた事があるのでもう触りません。きっと中が暖かくて、芋虫も居心地がいいのだとは思いますが…。


静かな朝に、いつもと違った雰囲気を楽しめました。渡航まであと2週間ほどとなり慌ただしく準備に追われる毎日ですが、改めてあと少し頑張りたいと思います。

Botanical Art Classes

池田真理子の植物画講座

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