2回目

2回目の講座では立体の陰影描写を学びました。

初めて受講される方は球体をつかいました。継続して受講されている方は、半球体の内側に注目して陰影を描写しました。

実際の世界では様々な方向からモチーフに光が当たります。植物画ではわかりやすい表現が求められるので、ひとつの光源に絞った単純な設定にしておくのが無難です。
そもそも、いくつも光源がある状態では描きづらいので、描きやすい環境を整えるという面でも光の当たり方に配慮することが重要です。
講座では白いボックスを利用して、その内部で理想的な光の当たり方にコントロールした立体を観察しました。


ほんの些細なことに思えるかもしれませんが、上手な作家ほど、自分に有利になるように描画環境に気を遣っています。
光源だけでなく、鉛筆をしっかり尖らせる、紙を汚さないように保護するなど、細かな気配りを大切にしてみてください。

真剣に課題に取り組まれる皆様の姿を拝見し、今後の彩色や作品制作の回が楽しみです。
では、次回の講座は展覧会場でお待ちしています。

Botanical Art Classes

池田真理子の植物画講座

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