ハマシャジン
海岸を訪れたときに、ツリガネニンジンのような植物を見つけました。
浜風が吹きつける崖の側面に生えていました。林の中の木陰に生息していそうなイメージがあったので、こんなところに生息できるものなのか、と驚きでした。
調べてみると、どうやら海辺に生息するハマシャジンという、ツリガネニンジンの仲間のようでした。
以前、といっても30年近く前に、このタイプの花を描いたことがあったような、おぼろげな記憶があります。
淡い紫の、線の細い花、均整のとれた緊張感のある花を見ていると、夢中で描写しようとした遠い思い出がうっすらと重なるような気がしました。
今では自分の好きなタイプの植物ばかり選り好みして描いているので、なんだか懐かしい感覚がふっと通り過ぎていきました。
異様に暑かった夏もやっと終わりがみえてきましたね。
稲穂も垂れ始め、朝晩は秋の気配が感じられるようになりました。
できれば、穏やかな秋が長ければいいのに、なんて、都合の良いことを願っています。
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