6月3日
第一回目の講座内容です。
ボタニカルアートがどのような絵画を指すのか、植物画との違いは何かというところからお話しました。
続いて描画に必要な道具、今年度のスケジュールをお伝えし、後半は皆様に鉛筆デッサンをしていただきました。
初めて参加された方々には、ドクダミの葉を題材にして葉脈のパターンや鉛筆の濃淡を確かめながら描写していただきました。ドクダミは描きやすい植物なので、講座の初回で長らく使い続けています。
一見すると除草の対象になるようなどこにでもある雑草ですが、たくましいながらに楚々とした花をつけ、なかなか絵になる植物です。皆様にもその魅力が伝わり、興味深く感じていただけたらなと思っています。
継続して受講してくださっている方々には、ザイフリボク属、通称ジューンベリーの果実のついた枝をデッサンしていただきました。
たくさんぶら下がる果実の前後関係や空気感を表すのはなかなか難しいことですね。実の色の変化が美しいので、ぜひご自宅で彩色をしてみてください。
次回は立体的なモチーフを使って、陰影描写を学びます。初めての方には画用紙や鉛筆はこちらで用意いたします。
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